旦那・夫名義の住宅ローンなどのローンは妻(私)もローン審査対象になる?

審査中
妻がローンを申し込む際に、ローン審査の対象が夫・旦那になるかどうかは場合によって異なります。
この記事では、場合にってカードローン会社が審査の際にどこをみているか解説します。

確認が面倒な方は、取り急ぎ通る確率が高そうなカードローン業者に審査に申し込んで結果を見てみると言うのも一つの方法です。
下記の記事では、審査の通りやすさについてかいていますので、カードローン業者に興味があるかたはご覧ください。

妻が旦那・夫名義の住宅ローンの「連帯保証人」になるケース

たまにあるのが、下のようなケースです。

  • 住宅ローン…夫単独の名義で申し込む
  • 住宅と土地の名義…妻と夫、夫婦で共同

…というものです。つまり、

「ローンは俺が払うよ。でも、家や土地は二人のものだから、二人の名義にしておこう」

というものですね。
とてもやさしい旦那さんですし、実際、この方がいい場合は多いです。

しかし、土地の名義に参加していると、自動的に妻も連帯保証人になってしまう

上のやり方の問題は、妻が「自動的に連帯保証人になる」ということ。

「自分名義の土地を差し出している」住宅の建設。
その建設のローンに「土地の持ち主が連帯保証人にならない」というのはあり得ないからです。

強制ではなくあくまで「本人の同意によって」ですが、同意しないとローンは組めません。

というわけで、上のように「妻も土地の名義人である」場合、妻の借金が影響します。
解決策は「自宅も土地も、夫単独の名義にしてしまう」ということ。

これだったら奥さんがキャッシングやクレジットカードでどんな借金をしていても、まったく影響ありません。
(すべて「夫が一人でやっている」という形式ですから)

夫・旦那のローンの審査で、妻の信用情報をチェックするのはルール違反

個人信用情報というのは、とてもプライベートな情報。
なので、いくらキャッシング会社や銀行でも、勝手にチェックしていいわけではありません。

(だから、JICCやCICといった第三者の組織が管理しています)

妻が「連帯保証人」になっているなら話は別ですが、夫単独のローンだったら、「夫本人の信用情報しか、チェックしてはいけない」んですね。
妻の情報まで業者が見るのは、ルール違反なのです。

なので、繰り返しますが「連帯保証人にならない限り」、妻の借金はまったく影響しません。
キャッシングだろうとクレジットカードのリボ払いだろうと、自動車ローンだろうと、何も影響しません。

しかし、同じ銀行・業者でローンを組む場合は別

ここまで書いたのは、あくまで「妻の借入先とは、別の銀行・業者で借りる」という場合。
もし「同じ所」で借りるなら話は別です。

同じ会社内・銀行内なら、信用情報機関の情報と違い、社内で自由に閲覧し、審査の対象にできます。
そのため、妻のこれまでの返済履歴などを調べて、それが夫のローン審査に影響する…ということも当然あり得ます。

ただ、これも絶対にそうなるわけではありません。
まず、「AさんとBさんは夫婦である」というのを、向こうが知っている必要があります。

夫(旦那)が組むローンで、妻の名前や生年月日まで書くような欄があれば影響しますが、保証人などにならなければ、普通は書かないはずです。
つまり「同じ銀行から妻が借りている」のに、銀行がそれに気づかない…ということもあり得るわけですね。

気づく可能性が高いのは「住所」。
夫の住所をチェックしている時、「おや、同じ住所の女性が、うちのカードローンから借りているぞ」と気づく可能性は高いです。

なので、夫が同居している場合「同じ銀行でローンを組む」なら多少影響するでしょう。
しかし、これも「夫が単身赴任している」などのケースでは、おそらく大丈夫です(住所が違うので)。

夫(旦那)名義のローンに影響はしないが、多額の借金だったら相談を

ここまで書いた通り、夫(旦那)の名義で住宅ローンなどを組む場合、妻のキャッシングなどは審査に影響しません。

しかし、債務整理寸前とか、かなり危険なレベルの借金だった場合、当然相談するべきです。
住宅ローンの審査うんぬんの問題ではなく、単純に「相談しないと破産の危険がある」からです。

借金は、隠していると返済しにくいもの。
特に主婦の方の場合、アルバイトを始める場合も理由が必要ですし、「何でそんなにお金が必要なの?」と言われて、パートに出られないことも多いでしょう

また、周りはお金がないのを知らないので、結婚式などにも招待してきます。
当然好意からですが、こういう出費で人は破産していくのです。

なので、多重債務を抱えている場合、必ず「周りにそれを伝えておく」ことが大事なんですね。
旦那さんのローンの審査を抜きにして、まずはそれを意識してください(多重債務の主婦の方は)。

おすすめローン