カードローンの増額融資は実際どんなタイミングで来るの?

考える

カードローンの増額融資に関する事実

1.カードローンは、契約してから「半年後」か「1年後」で増額の打診が来る

カードローンの増額融資は、大体このくらいのタイミングで打診されます。
「増額できますが、どうされますか?」という電話がカードローン業者から来ます。

受ける受けないは自由です。「今後、また大きな金額を借りるかも知れない」と思う場合は増額しましょう。

「増額すると、金利が安くなることがある」という説もあります。
これについては「そういう業者もあるだろうけど、割合は低い」と思ってください。

基本的に金利が安くなるのは「実際に、たくさん借りている時」です。
もちろん、消費者金融だと「信用度が高い人は安くなる」こともあります。
「増額されるほど信用されている人は、金利も安くなりやすい」というのは確かでしょう。

どのくらい安くなるかは情報が公開されていませんが、その可能性に期待して、増額するのもいいでしょう。

2.カードローンは、コツコツ返済していれば、自然と増額される

特に大きな金額を返す必要はありません。
毎月最低限の金額を、遅れずに返済し続けるだけでも、半年~1年後に増額されます。

なぜなら、最初の限度額が、そもそも低めに設定されるからです。基本的には返済が滞らない限りは増額されます。
最初の額が少ない理由として、「毎月遅れずに返済する人が、実はかなり少ない」ということです。毎月決めた金額を返済することで、
あなたが信用できると判断し、徐々に増額されていきます。

現在、差し迫ったお金が必要でなくても、一度少額を借りて返済するといったことを何回か繰り返すことで、
本当にお金が必要になったときに、大きい金額を借りることができます。

毎月遅れずに返済する人が、実はかなり少ない」ということについては、実際にキャッシングをしている方なら、納得が行くでしょう。
人間はクレジットカードの返済でも携帯料金の支払いでも、何でも遅れるもの。
こういう支払い全部に、一度も遅れたことがない…という方は稀でしょう。

なので、毎月遅れずに返済する…というだけでもかなり信頼され、増額されるんですね。

3.カードローンは、限度額いっぱいまで借りた後、増額されやすい

カードローンを、限度額いっぱいまで借りるということについては、初回の借り入れを行う際には行なわず、
次回の借り入れの際に、行うことをお勧めします。
なぜなら、あなたがまだ「その金額を完済できるかわからない」ため、カードローン会社は慎重に見ます。

しかし、一度完済した後「もう一度満額まで借りた」という場合、増額されることが多いです。

「この人は、もう少し上の金額でも完済できるだろう」
「かなり借りたがっているみたいだし、サービスしよう」

と業者は考えるわけです。
もちろん、ただのサービスではなく、自社の利益のためでもあるのですが…。

4.カードローン業者によっては、ある日突然増額されている

これは経験がない人は「そんなことはありません!」と言いますが、あります。
私はJCBのクレジットカードでは、2回ともこれで増額されました。

2回とも「限度額近くまで借りた状態」から「一気に10万円以上返済した」時です。これを見てJCBの側も、

「あ、この人、大きい決済をしようとしてる」
「でも、枠が足りなかったから、まとめて返済して枠を空けたんだな」

と判断したのでしょう(推測ですが)。
2回とも、まさにそんな感じで勝手に増額されていました。

「30万円→50万円→80万円」…という風です。

(勝手にと書いていますが、わかりやすく表現しただけで、もちろん感謝して使い切っています)

カードローン限度額の増額に関するウソ

1.一度増額された限度額が、減らされることはない

一度増額された返済額が減ることは、ほぼありませんが、信用を傷つけるようなことをすると減らされます。
例えば、悪質な遅延を繰り返した時などです。

そもそも、遅延が一定レベルを超えると、カードローンでは「一括返済」を要求されます。
その一括返済が終わるまで、追加の借り入れはできないので、その時点で「限度額が下げられた」ようなものです。

2.カードローン・キャッシング契約して1ヶ月でも、完済すると増額される

カードローンのキャッシングの契約をして、すぐ返済することで増額されるという話もありますが、
現在では増額の基準が厳しくなっているので、「すぐ借りてすぐ返済すれば短期間で増額される」というのは基本的には難しいです。

昔はこういったことは良く行われていました。特に、多重債務者の方々がよく使っていた方法です。

「少額で審査に通る」→「満額借りて、すぐ返済する」→「数日後に、増額される」
といったように、昔の貸金業界は返済能力のない人が「簡単に次々増額できる」世界だったんですね。

カードローン会社にとっては、貸し出せる人にどんどん貸して、高い金利で貸し出しを行えば、
多少の貸し倒れリスクを加味しても利益が出るという考え方で営業していました。

当然、カードローンの破産者が激増しました。
これが社会問題になって「総量規制」や「上限金利」ルールができ、今は増額の基準もかなり厳しくなっているのです。
高い金利の状態(グレーゾーン金利)で借りていた方は、さかのぼって払いすぎた金利を取り戻すといったことも行われています。

3.自分でカードローンの増額を依頼することはできない

これはできます。
業者・銀行によっても違いますが、大手の場合は大体「会員ページ」からできます。

会員ページのメニューの中に「借入可能金額の変更」のようなメニューがあり、そこから「○○万円」と金額を入力して、増額希望を出すのです。

ネットだけで通ることもあれば、電話審査などをされることもあります。
いずれにしても、自分で増額を依頼することは可能です。

返済途中でも、カードローンの増額融資を受けることができます。
返済中でも増額融資を受けることを考えている方は、下記の記事を参考にしてください。

以上、カードローンの融資増額に関するウソとホントの知識を、両方紹介しました。
とにかく「コツコツ返済」は基本です。
増額のためだけでなく「払う利息を少なくする」ためにも、ぜひコツコツ(できればガンガン)返済してください。

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