返済途中でもカードローンの増額融資を受けるには

増額

カードローンの全額を返済していなくても、増額融資を受ける条件は?

カードローンの増額融資に関する条件は主に「3種類」に分かれます。

  1. カードローン返済時の返済状況が滞っていないか
  2. もともとの返済能力がどれくらいか
  3. 増額したがっているかどうか

…というもの。それぞれ詳しく説明します。

1.カードローン返済時の返済状況が滞っていないか

カードローン融資の増額審査をする際に審査員が見る項目として、「しっかり返済しているかどうか」を重要視します。
「しっかり返済しているかどうか」を判別するには下記の二点を見ます。

  • これまで返済遅れがない
  • 返済のペースが速い(ガンガン返済している)

特に「たくさん借りて、ガンガン返している」という場合、カードローン会社にとっては理想的な「上客」。
そのため、「もっと借りていただこう」ということで、増額することがあります。

ガンガン返済をしている方はそれだけの収入もあるということですので貸し倒れのリスクが低いと判断されます。

ただ、どれだけガンガン返済していても、最初の増額の打診が来るのは、早くても「契約半年後」くらいと言われています。
それ以前に増額するのは、やはりリスクがあるからです。
(例外は、完済した場合などです)

2.もともとの返済能力が高い

「最初から条件がいい人」です。条件が良いかどうかを審査で見るポイントとしては、下記二点があげられます。

  • 年収が高い
  • 職業が安定している(公務員・一流企業など)
  • 自宅の条件がいい(持家、自分名義など)

…という風です。
カードローン会社としては、最初から「もっと大きな限度額でもいいかな?」と思っていたような方です。

特に初めての借り入れの時など、カードローン会社は様子見として「わざと低めの限度額」にすることが多いもの。
そうして様子を見て「この人は大丈夫」と思ったら、すぐに増額する…ということですね。
審査の際にどのようなことをカードローン業者は気にかけているか知りたい方は下記記事をご参照ください。

3.増額融資を受けたがっているかどうか

たとえば下のようなケースでカードローンが増額されることがあります。

  1. 完済(もしくは完済間近)まで行った人が、限度額いっぱいまで借りた
  2. 本人が増額の依頼をした

…というケース。

▼1.カードローンを完済レベルまで返済した後、限度額いっぱいまで借りた

まず「完済レベルまで行った」という時点で、「信頼できる人」というのはわかっています。その状態でまた「限度額いっぱいまで」借りた。
これは「もっと借りたがっている」可能性があるわけですね。

キャッシングの会社側としては、信頼できる人なら、いくらでも貸したいと思っています。
(それが利益ですから)

なので、こういう場合は増額してくれることが多いです。
電話で「増額できますが、どうされますか?」と聞く場合。
あるいは「勝手に増額されている」という場合があります。

「勝手に増額」は、カードローンより「クレジットカード」の方が多いようです。
それも「キャッシング枠」より「ショッピング枠」ですね。
私も実際、JCBのクレジットカードで2回、「自動的に増額」されていました。

▼2.本人がカードローンの増額融資申請を行った

増額は自分でも依頼できます。大手のキャッシングの場合、会員ページから申し込むことが可能。

申し込んで、機械的に増額されることもあれば、電話で簡単に審査されることもあります。
また、収入証明書の再提出が必要なことも。
(特に年度をまたいだ場合などですね)

どのような手続きをするかは業者・銀行によります。
いずれの場合も、あちらの審査に通りさえすれば、自分からの依頼でも、増額されます。

カードローンの増額のメリットは何か?

増額のメリットは「必要な時に、大きな金額を借りられる」ということ。
「金利が安くなる」という説は、ほとんどの業者・銀行では、関係ないと思います。
(関係ある業者も、多少あるでしょうが)

カードローンの金利は基本的に「実際に借りている金額」で決まります。
「融資限度額」で決まるわけではないのです。

なので「いつか大きい金額を借りるかも」という方のみ、増額すればいいと思います。
また、借りすぎないという自制心に自信がある方のみ、増額しましょう。

以上「返済しきれていない状態でも、カードローンの増額はできるか」という説明をしました。
増額を希望している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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