銀行のカードローンって普通の消費者金融のカードローンキャッシングと何が違うの?
目次
銀行カードローンは、消費者金融と何が違うのか?
メリットとデメリットに分けて書くと、下の通りです。
銀行カードローンのメリット
- 金利が安い
- 借りられる金額が大きい
- 無収入の専業主婦でも借りられる
銀行カードローンのデメリット
- 審査が少し厳しい
- 即日借り入れが、できない
…という風です。以下、詳しくまとめます。
銀行カードローンのメリット・長所のまとめ
1.銀行カードローンは金利が低い
消費者金融のキャッシング業者と金利を比較すると、下のようになります。
(10万円を1ヶ月借りた場合の利子です)
銀行カードローン | 約1200円 |
---|---|
消費者金融 | 約1500円 |
つまり「1ヶ月300円」の違いです。
これは「10万円」の場合なので、100万円だと「1ヶ月3000円」の違いになります。
「大きいのか小さいのか、よくわからない…」という方も多いでしょう。
10万円ではさほど変わらないのですが、100万円になると違いは大きいです。
というのは「利息は利息を呼ぶ」ため。
「大きい利息が『追加された状態』で利率を掛け算する」という点に注目してください。
よく「雪だるま式」と言いますが、雪だるまは大きければ大きいほど「雪を吸収できる面積が大きく」なります。
そして、さらに雪が集まりやすくなるわけです。
10万円単位だと「大した差ではない」と思っても、100万円レベルになると、ものすごい差になるんですね。
なので、大きな借り入れをする方は、特に銀行カードローンから借りるようにしましょう。
2.銀行系カードローンは、収入証明書なしで借りられる金額が大きい
消費者金融が「収入証明書なし」で借りられるのは「50万円まで」。
しかし銀行カードローンは「収入証明書なし」で「100万円~300万円」まで借りられます。
「そんな金額をかりるのに、収入証明書なしでいいの?」と思われるかも知れません。
収入証明書以外の審査はやや厳しいですが、消費者金融のカードローンと銀行系カードローンでは制限をする法律が異なるため、
銀行系カードローンは、収入をチェックする必要がありません。ただ、貸し倒れを管理するためにも、収入を全くチェックしないわけにもいかないため、
一定の借入金額以上の借入に関しては収入証明書を求められるようになります。
銀行系カードローンの場合、収入証明書を求められる借入金額の上限が高ければ高いほど審査に自信があるという事になります。
その審査をクリアする自信があって「低い金利で、たくさん借りたい」という方は、銀行カードローンがおすすめ、ということです。
基本的に消費者金融は「審査に自信がない方」のためのものです。消費者金融のカードローンは、銀行系カードローンとくらべて審査通過率が1.5〜2倍程度違います。
3.銀行系カードローンは無収入の専業主婦でも借りられる
自分の収入がない専業主婦の方は、分類上無職と判断され、大手の消費者金融では借りられません。
中小業者で、専業主婦向けローンがあり、借りることができますが、金利が高かったり、怪しい業者であったりすることがあるため、やめておいた方がいいでしょう。
(セゾンなどのクレジットカード系もありますが、これらも審査が厳しいです)
なので、無収入の専業主婦の方がキャッシングする場合、銀行系カードローンが一番おすすめ。
特に「楽天銀行、みずほ銀行、イオン銀行」など5つの銀行は「夫の同意書なし」でも借りられます。
(他の銀行はみんな、夫の同意書が必要です)
銀行カードローンのデメリット・短所のまとめ
1.審査が少し厳しい
銀行系カードローンの審査は、たとえば「職場への電話連絡」で、やや厳しくなります。
「あなたが本当に働いているかどうか、電話して確認する」というものですね。
消費者金融だと、これを「なしにする」ことができるのです。
「給与明細」「会社の保険証」を提出すれば、SMBCモビット・プロミスなら「電話連絡なし」でOK※なんですね。
※電話での在籍確認に対してご要望がある場合、申込完了後すぐにご相談ください。
(アコムもなしでOKですが、限度額が10万円以下になります)
銀行系カードローンは、このような「電話連絡回避」ができません。
ただ、確認といっても「織田と申しますが、豊臣さんお見えですか?」程度のものなので、あなたがそこにいなければ、電話確認とはバレません。なので、気にされない方はOKですが、会社への連絡を一切来てほしくないといった方には向いていないかと思います。
(あなたがいる場合、電話を代わって、氏名・生年月日などを聞かれるので、バレることがあります。できるだけ留守にしておきましょう)
2.即日借り入れが、少ししにくい
銀行にもよりますが、銀行系カードローンの即日融資の条件は「その銀行の口座がある」ことなど複数の条件があります。
銀行カードローンは、消費者金融と比べて審査に慎重な面があるので、即日借り入れには期待しない方がいいでしょう。
即日融資をご希望なら、消費者金融系のキャッシングを選ぶことをおすすめします。
どの消費者金融でも、平日なら21時くらいまでは営業しています(レイクALSAなら、24時まで営業しています)
ただ、楽天銀行のカードローンであれば、他社の口座でも借入が可能です。
以上、銀行の個人向け融資である「銀行カードローン」についてまとめました。
この長所と短所を比較しながら、消費者金融と銀行カードローンを、うまく使い分けてみてください。