消費者金融のカードローンと銀行カードローンの違いとは

調査

消費者金融と銀行カードローンで借りた場合、条件はどう違う?

ここでは消費者金融系のキャッシング業者と銀行カードローンとの金利と融資限度額での違いを説明します。

借り入れの際の金利に関する違いを比較

消費者金融系のキャッシング業者の借り入れ金利について

大手消費者金融のキャッシングで借りた場合、金利は4%台~18%になっていますが、中小の消費者金融のキャッシング場合は7%~20%の範囲が多いです。

上記の金利は同じ融資限度額に対する数値ではありませんが、中小消費者金融のキャッシングより、大手消費者金融のキャッシングのほうが全般的に金利は低いといえるでしょう。

銀行カードローンの借り入れ金利について

銀行の金利は都市銀行をはじめ全体的には4%台~14%台が中心ですが、地方銀行の中には限度額の違いなどから下限金利では5~8%台、上限金利では18%に設定しているところもみられます。

消費者金融と銀行カードローン両者の違いは?

全体的には銀行のほうが借り入れする際の金利は低いといえそうです。ただし、限度額の領域よっては異なるケースもあるので、いくらで借りられるかで金利を比較する必要があるでしょう。

限度額で比較すると、100万円以下の場合銀行の金利は12~14%台が中心で、消費者金融の金利は15~18%が中心です。300万円超~400万円の場合、銀行の金利は7~8%台が中心で、消費者金融の金利は4~15%台が中心です。

100万円以下の場合銀行のほうが明らかに低く、300万円超~400万円の場合などでは消費者金融のほうが低いケースも見られます。

このように銀行の金利のほうが全体的には低いといえそうですが、限度額の領域によっては消費者金融のほうが低いケースもあるので、借りたい金額に対する金利によって銀行カードローンがいいのか消費者金融がいいのか検討する必要がありますね。

借り入れの際の限度額の違いはある?

消費者金融でのキャッシングの融資限度額

大手消費者金融で借り入れをした場合最高の融資限度額は500万円、中小の消費者金融で借り入れをした場合は50~300万円までの設定が多くなっています。中小の消費者金融では特に50~100万円の設定が中心といえるでしょう。
消費者金融の場合は、少額から中規模の金額の借り入れに向いていることがわかります。

銀行カードローンの融資限度額

都市銀行のカードローンの場合、最高の借り入れ限度額は500~1000万円、地方銀行のカードローンの場合の借り入れ限度額は300~500万円の設定や100万円以下の小口ローンの設定も多いですね。

総じて比較的高額な借り入れに対応していると言えます。

消費者金融カードローンと銀行カードローンの両者の違い

全体的には銀行のほうがやや限度額が大きいかもしれません。特に500~1000万円といった高額の融資を希望する場合は銀行カードローンのほうがより適しているといえそうです。

消費者金融と銀行カードローンではどっちが審査に通りやすい?

ここでは両者の審査難易度について説明します。

業界での評判・口コミなどによる審査難易度の違い

カードローンの情報サイトでは審査難易度に関するランキング情報や口コミ情報が多く見られますが、それらの情報によると銀行よりも消費者金融のほうが審査は通りやすいとみられています。

ローン会社を消費者金融、銀行、信販会社の3つに分けて審査難易度をみると、難易度が高い順は銀行→信販会社→消費者金融となり、消費者金融の審査が最も甘いといわれているのです。

もちろん個々のローン会社でみれば銀行でも消費者金融より審査が甘いところや、甘くなるケースもありますが、全体としては上記のような傾向があると考えてよいでしょう。

借り入れ金利から見た予想される審査難易度の違い

金利から審査難易度をみると金利の高い消費者金融は、金利の低い銀行よりも審査が甘く通りやすいと考えられます。

ローン会社が金利を高くすると利息収入が増えて儲かるとともに、貸付債権が貸し倒れたときに損失をカバーしやすくなります。損失をカバーできるなら審査を甘くして多少リスクの高い人を通過させることができるのです。つまり、金利が高いと審査は甘くなることが予想されるわけですね。

ただし、銀行の中にも金利を高めに設定して審査を甘めに設定しているところがあります。

また、審査業務を消費者金融などの保証会社に依存する銀行では、その難易度はその保証会社と同等のレベルになっていることが予想されます。つまり、銀行でも消費者金融に審査を委託している場合、その審査難易度の差はかなり小さいものになっているといえるでしょう。

カードローンの借り入れは消費者金融と銀行カードローンどっちが便利?

ここでは消費者金融と銀行カードローンの便利さの違いを説明しましょう。

消費者金融と銀行カードローンではどっちが早くかりられるの?

消費者金融の利便性について

大手も中小も消費者金融では即日融資が当たり前になってきました。もちろん利用者の状況によりますが、問題がなければ即日審査・即日融資が可能なローン会社が多いです。

公表されている審査時間は最短30分から1時間くらいとかなりの短時時間で、契約手続もごく短時間で完了できるケースが多いです。しかし、申込者に信用上の問題などがある場合は数時間から数日の期間を要することもありますね。

銀行カードローンの利便性について

銀行も即日融資が可能なところが増えてきましたが、消費者金融に比べ借り入れが可能になるまでに翌日から1週間ほどかかる銀行も少なからず見られます。

銀行の場合、申込書、契約書やカードの郵送、来店での本契約といった方法で手続を行うところが少ないながらあるので、融資を急ぐ方は事前の確認が欠かせないでしょう。

消費者金融と銀行カードローンの利便性の違い

全体的には消費者金融のほうが銀行より即日融資を受けやすいといえそうです。一部の大手行では消費者金融と同等の対応ができるところもあるので、最寄りの希望の銀行カードローンをチェックしたいですね。

借り入れと返済の便利さの違い

消費者金融の返済方法

大手の場合、店頭窓口、ATM、銀行振込で入出金が可能ですが、中小の場合はカードの発行をしていないローン会社が多いため、店頭窓口と銀行振込が中心になります。

利用可能なATMは自社ATMと提携先ATMになりますが、数的には後者のほうが圧倒的に多いですね。提携先ATMはコンビニが中心になるので、利用手数料がかかるケースは多いですが比較的身近な場所で利用できます。

銀行カードローンの返済方法

銀行の場合、ATMと銀行振込が中心で、店頭窓口で入出金が可能なところは多いとはいません。

銀行に普通預金口座をつくれば既存のキャッシュカードで利用できるローンもあるので便利なうえ、カードローンを利用していることが他人にはばれにくいですね。

ATMは自行のものと提携先ATMになりますが、提携先が他の金融機関とコンビニなどになるため消費者金融より利用可能なATMの数は多いでしょう。

銀行カードローンと消費者金融、両者の違いは?

借り入れや返済などの利便性の面では、銀行のほうが消費者金融より便利かもしれません。ただし、アコムプロミスなどの大手消費者金融などでは銀行と同等かそれ以上の利便性を持ち合わせています。

大手消費者金融は自社のATMとともに多くの金融機関やコンビニと提携しているので、利用できるATMの数は都市銀行に匹敵するでしょう。

また、アコムプロミスでは特定の銀行を利用した場合、深夜や休日を問わずすぐに振込キャッシングができるので大変便利ですね。

以上のように金利の低さや融資額の大きさなら銀行、審査の甘さなら消費者金融、入出金の便利さなら銀行、といった全体的な違いがあります。しかし、個々のローン会社で各々の特徴が異なるのでその点をしっかり確認したいですね。また、それらの特徴が自分の借入ニーズに適合するのかという確認を忘れないようにしましょう。

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