お金が貯まる人、貯まらない人の違いとは
目次
クレジットカードやカードローンの借金をしている人は、「3人に1人」
住宅ローンのような「しっかりした」ローンを除き、キャッシングや分割払いだけで見ると、どれだけの人が借金をしているか―。
これは金融庁の統計がしっかり出ていて「3人に1人」です。
「消費者向け貸付件数」というデータでわかります。
この数値は、2013年(平成25年)時点で「3702万件」。
同一人物はカウントしていないので、これはそのまま「3702万人が借りている」ということ。
つまり、「日本人の3人に1人」です。
しかし、実際には「もっと借りている」と言えます。
というのは、日本人の「1億2000万人」という人口は、「お年寄りや子供」も入っているため。
それも「子供」の方は「高校生まで」含むわけですから、かなりの人数です。
これらの「お年寄り・子供」を除外すると、日本人の人口は8000万人~9000万人でしょう。
そのうちの「3702万人」ですから、「2.5人に1人」というレベルです。
それが、住宅ローンや奨学金でない「普通の借金」をしているわけです。
お金が貯まらない人が、何となくしてしまう借金
上のような「カードローンやクレジットカード」の借金の場合、まだ「借金」としての自覚があります。
(クレジットカードについては、あまり自覚がないかも知れませんが…)
これに対して、多くの人が「借金」という自覚を持たない借り入れ。
それが「住宅ローン」や「奨学金」です。
たとえばホリエモン(堀江貴文氏)などの「お金に強い方」は、こうした日本人の風潮を、痛烈に批判しています。
ホリエモン「借金までして進学する価値があるのか?」
堀江氏は、2014年11月に出演したテレビ番組『5時に夢中!』で、奨学金での大学進学を、痛烈に批判。
その番組では、下のような内容が紹介されていました。
「大学院生の4割以上が奨学金を借りている」
「そのうち、4分の1は借入総額が500万円以上」
「奨学金の返済のために、風俗店で働く女子学生が増えている」
…というもの。
これに対して堀江氏は「こんなことまでして大学行かなきゃいいんですよ」と、渋い表情で発言しました。
この指摘は的を射ています。
誰でも大学に入れる現代、もう「大卒」という肩書は何の意味もありません。
「大学院卒」も同じです。
アメリカでは長年、資産家の共通点が「学術的に」研究されています。
それらの研究では共通して「学歴が長いほど、資産が貯まらない」という統計が出ています。
大学に進学して勉強するならまだいいのですが、日本の大学生は勉強しません。
何のために大学に入ったのかわからない、というのが、大半の学生の正直な所ではないでしょうか。
そんな状態なのに「みんなが大学に行っているから」という理由で行く。
「みんなが奨学金を借りているから」という理由で借りる。
お金が貯まらない人は、この「みんながやっている」という社会の慣習に、「何も考えずに従ってしまう」のが問題なのです。
お金が貯まる人は、お金に関する社会の常識を、とことん疑う
お金が貯まる人は、人々が「常識」と思っているお金についての知識を、とことん疑います。
その一つが「生命保険」です。
生命保険は「死んだ時も安心です」といって、多額の死亡保証金がおりるコースをすすめます。
しかし、実は人間は40才までに死ぬ確率は「ほぼゼロ」です。
男性が40才前に死ぬ確率は「0.7%」。
しかも、このほとんどは「0歳児」。
つまり「生まれてすぐに死ななければ」、男性は40才まで「ほぼ確実に死なない」わけです。
(交通事故を含めても)
ということは、40才手前の男性には「死んだ時の保険」なんて要らないわけです。
「いや、万が一のことが…」と言いますが、その万が一が「ほぼ確実にない」ことが、データでわかっているのです。
お金が貯まる人は現実的なので、こういうデータを徹底的に調べます。
それに対して、お金が貯まらない人は、「みんなが持っている、漠然としたイメージ」に合わせてしまいます。
ちなみに、40才手前だけでなく、人間は75才までかなりの確率で死にません。
お金が貯まらない人はそういう事実を調べず、生命保険でムダな保険金を支払い続けているのです。
以上、少し批判めいたことも書きましたが、これは私の自戒の念でもあります。
私も長年、お金の勉強に興味を持たず、お金が貯まらない人の典型的なパターンにはまってきました。
今借金をしている方は、なるべく早めに借入を処理してしまいましょう。
複数の借入先から借入をしている方は、おまとめローンなどで低金利のものに借り換えることで
借金自体を減らすなど、うまく活用していきましょう。
お金が貯まる人と貯まらない人の最大の違いは「命を真剣に考えているか」だと思います。
命を真剣に考えているなら、「命=自分の時間」なのですから、その時間を奪っているものから、いかに自由になるかを考えるはずなのです。
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