おまとめローンはたくさんのメリットがある!じゃあ、デメリットはあるの?
目次
おまとめローンで借金をまとめるメリットは『金利が安くなる』こと
カードローンは「一つの業者・銀行でまとめて借りる」ほど金利が安くなります。
「まとめ買い割引」と同じ仕組みですね。
複数の業者・銀行でバラバラに借りていると、どの業者・銀行でも「お得意さん」になれないので、高い金利を払って損しているわけです。
なので、一つにまとめるんですね。
業者や銀行の側にとっても「自社の売上が増える」「ライバルの売上を奪える」ということで、メリットが大きいのです。
そのため、おまとめローンはよほど問題のある方でなければ、大抵審査に通ります。
『借入残高が正確にわかる』ことがおまとめローンで借金をまとめるメリット
私も過去に多重債務者でしたが、その経験からいうと、このメリットが個人的に一番大きかったです。
「金利が安くなる」というのは、100万円程度の借入総額だと、それほど大きくはないのです。
(それでも、消費者金融から銀行に借り換えると、毎月の利子が3000円違いますが…)
多重債務者の方がなかなか完済できないのは「借金の現状を把握できていない」のが一番の原因です。
「収入が少ない」とか「浪費してしまう」というのは、実は二次的な原因なのです。
収入が少ないならアルバイトを増やせばいいし、浪費は我慢すればいい。
それが何でできないかというと「不安だから」です。
ストレスが溜まっていて、正常な判断ができないから、ついつい「脳に負担がかからない行動=楽な行動」に走ってしまうのです。
この緊張感から解放されるために「借入残高が正確にわかる」というのが、実は一番大事なんですね。
目標が明確になるだけでも、多くの人はモチベーションが上がります。
もちろん、絶望的な金額の場合、逆にやる気がなくなるかも知れません。
しかし、その場合はいさぎよく「債務整理をしよう」と決断するだけです。
さっさと債務整理してしまえば、問題は大したことないのです。
自己破産をしても、デメリットなどまったくと言っていいほどありません。
その決断をするためにも、借入残高は把握すべきなのです。
おまとめローンで借金をまとめると『返済の手間や手数料が少なくなる』メリットがある
多重債務者の方の多くは、「銀行引落」での返済はしていません。
毎月返済日が近づくと、ATMから返済しています。
(銀行引き落としだと、自宅に明細が届いてしまう、という理由もあります)
で、このようにATMから返済していると、手数料がかかることも多いですし、何より手間がかかります。
毎月5つの業者で200円ずつ手数料がかかったら、それだけで月1000円。
年間1万2000円のロスです。
ATMまで行く時間、返済をする時間もありますし、これらのロスをなくすためにも、おまとめローンを利用すべきでしょう。
過払い金がある場合、返還手続き前におまとめローンで借金をまとめると『過払い金が返還されないことがある』デメリットがある
昔の日本には「グレーゾーン金利」というものがあり、これは今の法律では「払いすぎ」です。
なので、過去にさかのぼって「これを取り戻していい」というルールになっています。
これが「過払い請求」というものですが、借入まとめ(おまとめローン)をすると、これができなくなります。
「B社に払い過ぎた分は、B社に請求」しなければいけないのに、そのB社との関係を清算してしまうからですね。
なので、「過払い金が発生している可能性がある」と思う方は、まず調べ、発生している会社から取り戻してから、おまとめローンを利用しましょう。
おまとめローンの種類によっては『金利が安くならないこともある』のがデメリット
これはデメリットというより注意点です。
(たとえ金利が下がらなくても、おまとめローンには他のメリットがありますから)
金利が安くならないケースは「借入総額がそれほど多くない」というのが一つ。
これはもちろん、喜ぶべきことです。
二つ目のケースは「各社から借りた後、あなたが自分の信用度を下げた」場合。
特に消費者金融の金利は「金額」だけでなく「信用度」で決まります。
つまり、各社から借りた時点では「信用度が高いので、低い金利」だったのに、その後信用度を下げて「おまとめしても、高い金利」になってしまったわけです。
これはやや特殊な例ですが、「そういえば、多重債務になった後、遅延しまくったわ」という方は、こうなる可能性があります。
以上、借金をまとめるメリットとデメリットをまとめました。
(まとめのまとめですね)
借金の一本化(おまとめローン)を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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