銀行カードローンと消費者金融のキャッシング金利はどれくらいの差があるの?
お金を借りたいので、カードローンやキャッシングを利用しようと検討している人もいるでしょう。
カードローン・キャッシングを提供している会社というと、大きく分けて銀行系と消費者金融系の2つです。
銀行と消費者金融は、どちらもカードローンを利用できる会社ですが、金利や借入限度額が違うのはもちろん、審査難易度や融資までのスピードも違います。
銀行カードローンと消費者金融カードローンの大きな違いとは
条件 | 銀行カードローン | 消費者金融キャッシング |
---|---|---|
金利 | 低め | 高め |
上限融資額 | 制限無し | 年収の3分の1まで |
審査時間 | 最短2営業日 | 最短30分 |
審査難易度 | 厳しめ | 普通 |
銀行と消費者金融のキャッシングの違いをまとめると、このようになります。
大きな違いとしては、上限融資額、金利、審査までの時間、そして審査難易度です。
消費者金融キャッシングの融資は、年収の3分の1まで
昔の消費者金融・つまりカードローンのキャッシングの使われ方としては、審査が不十分であったりしたため、
複数の消費者金融業者から高い金利で、多額のお金を借りることができました。その結果、多重債務に陥り、自己破産するような人が続出しました。
キャッシングによる多重債務は大きな社会問題となり、2010年に改正貸金業法が施行され、消費者金融のキャッシング利用者に対し、年収の3分の1までしか融資してはいけないと決められました。
これは総量規制と呼ばれており、対象となるのは貸金業法に則り営業する消費者金融業者です。
銀行法に則り営業している銀行は、総量規制の対象外です。
たとえば、年収300万円の人は、消費者金融でキャッシングすると最大100万円までしか借りられません。
総量規制は1社のみならず、現在借り入れしている複数社を合わせて合計金額で考えます。
例えば、年収300万円の人が、A社から50万円、B社から50万円、消費者金融カードローンでお金を借りていれば、これ以上お金を借りることはできません。
銀行には総量規制の制限はないですが、多重債務や債務整理に陥るのを防ぐために、年収の何倍もの融資は行っていません。
銀行でも、借りられるのは年収の2分の1~3分の1ぐらいまでと考えておくと、無難でしょう。
消費者金融カードローンより銀行カードローンのほうが金利が低い
消費者金融と銀行のカードローンを比べると、銀行の金利の方が低いです。
金融機関 | 金利 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 1.8%~14.6% |
三井住友銀行 | 1.8%~14.6% |
アイフル | 4.5%~18.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
上限金利と下限金利それぞれを比べてみても、どちらも銀行の方が低くなる傾向にあります。
特に上限金利は銀行の方が低く、消費者金融よりも数%も低いです。
カードローンは、融資額が低いほど高い金利を設定される傾向のために、数十万円程度を借りるなら、銀行の方が低金利で借りられるでしょう。
消費者金融のカードローンは銀行カードローンに比べて審査通過率が高い
消費者金融も一部の銀行も、カードローンの審査通過率を公開しています。
2015年のデータによると、それぞれの通過率は以下の通りです。
金融機関 | 審査通過率 |
---|---|
プロミス | 42% |
アコム | 47% |
アイフル | 45% |
新生銀行レイク | 35% |
このデータを見ると、銀行は消費者金融よりも10%程度審査通過率が低いです。
銀行は新生銀行レイクのデータのみ確認できましたが、他行の審査通過率も似た数字だと思われます。
銀行カードローンは、消費者金融よりも審査を慎重に行う傾向のために、審査通過率が低いです。
銀行カードローンは上限融資額が圧倒的に高い。
消費者金融よりも、銀行カードローンの方が上限融資額は高いです。
カードローン会社名 | 上限融資額 |
---|---|
住信SBIネット銀行 | 1,200万円 |
ジャパンネット銀行 | 1,000万円 |
みずほ銀行 | 800万円 |
楽天銀行 | 800万円 |
SMBCモビット | 800万円 |
アコム | 800万円 |
プロミス | 500万円 |
銀行と消費者金融のカードローンの上限融資額を比べると、銀行の方が高いところが多いです。
一部融資額の低い銀行もありますが、全体的に見て融資額は800万円以上の銀行が多く、ネット銀行だと1,000万円を超えます。
銀行は大口融資をメインとしているために上限融資額が高く、消費者金融は小口をメインとしているので融資額は低く設定されています。
もちろん銀行でも消費者金融でも、少額融資を受けることも可能です。
上限融資額が高いからといって、必ず高額の融資を受けないとならないという決まりはないです。
銀行カードローンは即日融資ができない
2017年までは銀行も即日融資を行っていましたが、2018年からは即日融資をしていません。
銀行が暴力団への融資を行っていたことが発覚し、自主的に審査見直しをしました。
そして銀行の審査では、警視庁データベースへの照会を行い、カードローン利用申込者が反社会勢力と関係ある人物か調べるようになっています。
審査の中の警視庁データベースへの照会は、早くても2営業日かかるために、銀行カードローンは即日融資に対応していません。
銀行カードローンなら、最短で申込みから2営業日、つまり翌営業日に融資を受けられます。
消費者金融は即日融資に対応しているために、申し込んだその日にお金を借りることもできます。
消費者金融のカードローンと銀行カードローンはどっちを選んだら良い?
銀行と消費者金融のカードローンは、どちらからもお金を借りることは可能ですが、カードローン会社によって融資対象者や融資までのスピードが違います。
年収が高く十分に収入があり、借金もないような人は、どのカードローンを選んでも審査通過してお金を借りられるでしょう。
収入が少ない人、その日にお金を借りたいような人は、利用するカードローンを慎重に選ぶ必要があります。
専業主婦の方は銀行カードローン一択
カードローンは、収入のある人でないと申し込んでも審査通過が難しいです。
このために、無収入である専業主婦は、通常はカードローンの利用は出来ません。
しかし銀行カードローンであれば、配偶者に安定した収入があれば、専業主婦でも申込み可能としているところがあります。
もしもこのような銀行カードローンに専業主婦が申し込んだときには、収入証明書として配偶者の給与明細書や源泉徴収票を提出し、十分に返済能力があることを証明します。
専業主婦の方が銀行カードローンを利用したいとなれば、配偶者の同意や理解が必要でしょう。
楽天スーパーローン
融資限度額 | 金利 |
---|---|
最大800万円 | 1.9%~14.5% |
60歳以下の専業主婦でも申し込める銀行カードローンです。
楽天スーパーローンの申込み条件にも、専業主婦は申込み可能と記載されています。
審査は最短翌日であり、早ければ申し込んだ翌営業日にお金を借りられます。
低金利で借りたいなら銀行カードローン
銀行と消費者金融のカードローンを比べると、上限金利は銀行の方が低いです。
少しでも低金利でお金を借りたいなら、銀行カードローンを利用した方が、金利が低くなるでしょう。
カードローンは、融資金額が少ないほど、上限金利に近い金利を適用されます。
このために、少額を借りるにしても、銀行の方が低金利で利用できるでしょう。
イオン銀行カードローン
融資限度額 | 金利 |
---|---|
最大800万円 | 3.8%~13.8% |
銀行カードローンの中でも、特に上限金利が低いです。
消費者金融のカードローンよりも、5%ほども金利が低くなっており、それだけ利息を少なくしてお金を借りていけます。
即日融資希望の方は消費者金融のカードローン
どの銀行も即日融資を行っていないので、申し込んだその日にお金を借りたいなら、消費者金融のカードローンを利用してください。
消費者金融即日融資を受ける方法は、ローンカードを使っての借入か、振込融資のどちらかです。
- インターネットから申込み→審査を受けて契約→振込融資
- インターネットから申込み→無人契約機に向かい契約してカードを受け取る→カードを使って借入
平日だと振込融資を受けられます。
土日祝日だと銀行が休業日のために振込融資は受けられませんが、開いている無人契約機に向かいカード受け取りまで行うと、即日融資が可能です。
プロミス
融資限度額 | 金利 |
---|---|
最大500万円 | 4.5%~17.8% |
審査時間は最短30分であり、もちろん即日融資にも対応しています。
無人契約機の数が多いので、近くの契約機を見つけやすいです。
プロミスであれば、土曜日の振込融資に対応しており、即日融資を受けやすい消費者金融のカードローンです。
審査通過に自信のない方は消費者金融のカードローン
借金が多い、収入が低いなど、審査通過に自信のない方は、消費者金融のカードローンの方がおすすめです。
金利の低いカードローンほど、審査は厳しい傾向にあります。
それは金利が低いと、カードローン利用者に発生する利息が少なくなり、それだけカードローン会社の利益が少なくなるので、確実に返済できる人へ融資を行うようになるからです。
審査通過率を見ても、消費者金融の方が高いです。
SMBCモビット
融資限度額 | 金利 |
---|---|
最大800万円 | 3.0%~18.0% |
消費者金融のカードローンとして、金利は高めですが、借入限度額も高く設定されています。
電話確認・来店不要、郵送物なしのweb完結での契約が利用できます。
すぐキャッシングしたい人にとって、電話確認はネックになっていましたが、SMBCモビットは電話確認がないので、とても狩りやすくなっています。
インターネットや郵送での申込みの他、無人契約機の1種の無人契約でんわBOX「てまいらず」からの申込みも可能です。
まとめ
金利や借入限度額、融資までのスピードが、銀行と消費者金融のカードローンで違います。
即日融資に対応しているのが消費者金融、金利が低いのが銀行です。
いくら借り入れしたいか、いつまで融資を受けたいのかなど、自分の利用したい条件を確かめてから、申込み先のカードローンを探してください。
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