キャッシングの審査って実際にはどんなことをしているの?審査の内容を解説します

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キャッシング審査申し込み後、まずは融資条件に合う人かどうか判断する

各キャッシング、カードローン業者は、公表している融資の条件に合う人かどうか判断します。
融資条件は、それほど細かい内容ではなく、年齢や職業、融資限度額などの情報です。

年齢制限 20歳〜60歳までなど
職業 アルバイト、パートOKなど
融資希望額 500万円までなど

各社定めている基準に合っているかどうかをまず見た後に、申込書に書かれた内容から、「信用情報」というものを照会し、返済能力を見ます。

キャッシングの審査で使われている、「信用情報」とは

信用情報とは、ざっくり言うと「この人は信用できるか?という情報」です。
もちろん人間的な話ではなく「経済的な話」。
「どのくらいの返済能力があるか」という情報ですね。
返済能力に関わる情報なので、年収、現在の借入金額などの数値情報や過去の返済履歴等の借入に関わる情報になります。

具体的には下のような情報を管理しています。

  • これまでの借入・返済の履歴
  • 返済の遅延の記録(1日だけの遅延も含む)
  • 返済トラブルの記録(クレジットカードの強制解約など)
  • 債務整理の記録(自己破産、任意整理、特定調停など)
  • これまでの「審査申し込み」の履歴(合否含む)

…というものです。
要するに「キャッシングやクレジットカードに関する情報」は全部です。
(住宅ローンなども含みます)

これを見れば、その人が大体どのくらいの金額まで返せるかわかるので、この情報を参照するわけです。

キャッシングの審査に利用する信用情報を管理する組織「信用情報機関」とは

信用情報機関は、3つの組織があります。

  • JICC
  • CIC
  • 全国銀行個人信用情報センター

です。それぞれの管理する情報は、かなりの部分が重なっています。
一応よく言われるのが、

JICC 消費者金融系の情報
CIC クレジットカード系の情報
全国銀行個人信用情報センター 銀行系の情報

…ということですが、今はそこまで厳密に分かれていません。
ネットがなかった時代は情報の共有が難しかったですが、今では簡単にできるので、わざわざ分ける意味がないのです。

とにかく、キャッシングの審査では消費者金融などのカードローン業者、銀行、ローン会社が、これらの組織に情報を求めます。
そして、その情報を元に審査結果を出すわけです。

なので、キャッシング審査を申請する際に嘘をついても信用情報機関に登録されている情報と自己申告の情報を照らしあわせるとバレてしまいます。キャッシング審査に出す際は、素直に今の状態を書きましょう。

また、信用情報機関に誤った情報が記載されるケースもあります。自分はキャッシング審査に落とされる理由が全然わからない(収入もあるし、借入も遅延なく返済していて金融事故を起こしていない等)場合、信用情報機関に記載されている情報が誤っている可能性があります。そういった場合、信用情報を取り寄せ、修正の依頼を出すことで信用情報を正しいものにすることができます。

キャッシング審査ではどんなことが聞かれるのか?

まずジャンルで分けると下の通りです。

自分の情報 名前、住所など
借入の情報 借入総額、借入件数など
会社の情報 正式名称、従業員数、入社年月など
自宅の情報 持ち家か賃貸か、自分名義か家族名義…など

それぞれについて、もう少し詳しく聞かれますが、それほど多くはありません。
特に消費者金融の審査はとても簡単なので、5分~10分あれば記入できます。

(速度はその人のタイピング速度や、会社の住所などを暗記しているか、にもよります)

基本的に、難しいことは聞かれません。
「普通の生活をしている人」なら受かります。つまり、

  • 仕事をしている(パート・アルバイトでもOK)
  • 借り入れがない
  • 過去に大きな返済トラブルを起こしていない

…ということですね。
一般的な生活をしている方なら、これらの条件は大抵満たしているので、OKです。

(クレジットカードの支払いに少し遅れた、という程度なら審査に落ちるほどの返済トラブルではないので、安心してください)

銀行系カードローンの審査を、消費者金融がしているのは本当?

これは本当です。
大手の銀行系カードローンの場合、それぞれ下の消費者金融が審査をしています。

三菱UFJ銀行カードローン アコム
みずほ銀行カードローン オリコ(オリエント・コーポレーション)
三井住友銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)

この時の消費者金融の役割を「保証会社」と言います。

「消費者金融が審査しているなら、銀行系カードローンの審査は甘いのか?」と思うかも知れません。
事実、有力なWEBメディアでも、これを理由に「銀行カードローンの審査はゆるい」という記事が書かれました。

しかし、それは間違いです。
たとえば審査通過率を比較すると、下のようになります。

消費者金融 40~49%
銀行系カードローン 20~30%
三井住友銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)

これはあくまで大体の目安です。
審査通過率はそれぞれの業者や銀行が公表しているわけではなく、大手メディアなどが、アンケートを元に出したものです。

そのため、絶対的な数字ではありません。
しかし「銀行カードローンの方が、大体2倍、審査が厳しい」というのが数字でわかるかと思います。


以上「キャッシングの審査では、どんなことをしているのか&聞かれるのか」をまとめました。
キャッシングの審査の実態に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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